24日が チッチの四十九日でしたが
この日を境に チッチが虹の橋のたもとに旅立ってしまったなんて
どうしてもまだそんな気持ちにはなれない
まだまだ側にいて欲しいと願っている我がままなママに
チッチは 戸惑ってしまうかもしれませんね
チッチも私も 家族も この夏は
チッチが元気になる為に必死に病気と闘って来ました。
『僧帽弁閉鎖不全症』と正式に診断されたのは
今年の3月でした。
時々吐くような咳をして苦しそうなので
かかりつけのお医者様に診ていただいて
『僧帽弁閉鎖不全症の軽い状態』と言われました。
*心臓の中の弁が閉まらなくなって
心臓に負担がかかる病気*
心臓の中の心室と心房を区切っている僧帽弁という弁が
閉まらなくなってしまって
血液が逆流して肺や気管に負担がかかって
咳が出たり呼吸困難を引き起こす為に
チッチも
強心剤や利尿剤を飲み続ける内科的治療をしながら
様子を見る事になりました。
この病気のワンちゃんは凄く多いから
みんなお薬を飲みながら何年も治療をしているから
大丈夫よ!! と、
チッチが生まれたときから診ていただいている
ベテランの女医さんなので
チッチの身体の事は何でも知っているという安心感から
このまま内科的治療をしていくことに何の疑いもなく
安心してお任せしていました。
この病気は シニア犬に多い病気で
『腎不全』や『肺水腫』を起こしてしまうと
死に至ることもあると 聞かせれていましたが
チッチが日大病院に通うようになってから
3歳でも発症している子もあると聞かされて
年齢は関係ないかもしれないとその時知りました。
(データー上はそうなのかもしれませんが・・・)
チッチのお友達のCoCoちゃんは
5歳のお誕生日を目前にしながら 『腎不全』と闘いながら
6月に虹の橋のたもとに旅立ってしまいました。。。
チッチよりも少し早くから治療を頑張っていたCoCoちゃんのことは
いつも なんとか元気になって欲しいと陰ながら応援していただけに
あまりにもショックで 言葉を失いました・・・
6月14日。。。お誕生日の5日前の事でした・・・
チッチも5〜6月は
苦しくなると直ぐにかかりつけの先生に診ていただいて
気管を広げる注射や利尿剤の注射ししていただきながら
なんとか普通の生活が出来て
大好きな幼稚園も 今年の夏で3年目になりますが
2週間おきに通って お友達との交流を楽しんでいました。
でも、定期的に診ていただいている時に
肺に白い影が見えて気になるので
一度 日大動物病院で詳しい検査をしましょうと
紹介をしていただきました。
すぐに診ていただけるのかと思っていましたが
予約制のため チッチが初めて検査の為に訪れたのは
7月初めになってからでした。
その間もいつも通り 具合が悪くなったら注射をして
お薬の種類も増やして 様子見状態でしたが
生まれたときから 何の心配もなく
近所でもあるし、どっぷり頼って お任せしていた私も
その頃から
*セカンドオピニオンを考えるようになりました。
お友達からも
専門医の先生が揃っている病院を紹介されていました。
でも、まもなく 大学病院に行く事になったので
結果的には 一番良かったかもしれないと
安心して 実現はしませんでした。
7月7日に やっと日大動物病院での検査が決まって
暑い中 チッチと行ってきましたが
詳しい検査結果の説明をしていただき
今後の治療は
日大病院と かかりつけの病院と 夜間救急病院(シーメック)の連携で
頑張りましょうと励ましていただきました。
しかし、肺の白い影は やはり、『肺水腫を併発している』ので
出来るだけ 早く 入院してほしいとのお話に驚いてしまって
頭の中が真っ白になってしまいました!!
担当の主治医の先生は 『画像診断の専門医』ですので
大変詳しく チッチの状態の説明がありました。
その時は 肺水腫の恐ろしさをまだあまり知らなかったのですが
速攻でお返事をして そのまま入院となりました。
合わせて、今後の治療として
内科的治療か 外科的治療 つまり、手術をすることの
判断もお考え下さいと言われました。
入院も最初は2〜3日と言われていたので
毎日面会に通いましたが
なかなか退院できる状態迄になるのには
時間がかかりまして 心配で眠れませんでした。
でも、もう一人の担当の若い男性の先生にすっかり懐いてくれて
ICUで一週間 よく頑張ってくれました(^_^)v
退院後は
定期的に詳しい検査をしていただきながら
とりあえず 内科的治療を中心に過ごしていました。
そして、 日大病院の紹介で 8月に開院したばかりの
『動物循環器病センター』に検査に伺って
手術の方向でと決断していました!!
心臓手術も最短で9月22日に決定していました。
その前に
輸血を受ける為の血液適合型検査に行く日が
9月8日の予定になっていました。
チッチはこうして いろいろな先生方に診ていただきながら
元気になるための治療によく頑張ってくれましたが
なぜか、、、気圧の関係で 台風や大雨の時
満月の時等 と、
病院が夏休みや週末の時に 呼吸困難になって
夜間のシーメックや日中の救急病院に入院する事が度々でした!!
自宅にも酸素室も入れて 利用していました。。。
でも、
9月5日の深夜に 呼吸が苦しそうで
酸素室に入れても すぐに出たがっているチッチに
私も妙な胸騒ぎを感じまして・・・
このまま朝まで心配しているより
シーメックに連絡して様子を伝えまして、
なぜかいつもの先生が当番の日だったので
チッチの病状を分かって下さっているお医者様なので
深夜〜朝迄入院にして 診ていただきました。
やはり、肺に白い影が見えるので
再び『肺水腫』を起こしていると診断されました。
(チッチが週末になると具合が悪くなった為に
偶然にも同じ先生だったです・・・)
全く同じ状態を8月にも経験して
朝からは日中の動物救急センターに移動して
夜迄ICUに入院して 元気に帰って来たチッチでしたので
最後になった9月の6日の早朝も
シーメックの酸素室を出てから 車で移動するのに
今回は携帯用の酸素ボンベを持った方が良いと勧められて
30分かかる救急病院迄
なんとか頑張って欲しいと必死に見守りながら
病院に向いました!!
車の中で
ガアガアと苦しそうな息づかいで必死に頑張ってくれたチッチの状態は
8月の急変の時にも経験しているので
ドキドキしながらも
絶対大丈夫と信じながら 酸素を口に当てて向いました!!
すぐに 待機して下さっていた副院長先生に
今度も助けていただけると 藁にもすがる思いでお願い致しましたが
今回の状態は ちょっと危険かもしれないとすぐにお話がありました。
でも、夜迄 また お願いして お迎えに来て下さいと言われて
帰ろうとした時に 呼び止められて
駆けつけた時には
『心肺停止』になって横たわっているチッチに
驚きました!!
たった15分前迄 必死に生きていたのに、
なんで? どうして???と
気が狂いそうになりました・・・
恐れていた3回目の肺水腫が原因でした。
あれから時間が止まってしまったような日々ですが,
検査の状態も心配なく、
後少しで 元気になる為の心臓手術をするはずだったのに
どうしても 急変してしまった容態の事で
もっとなんとかできなかったのかと、悔やまれて
たまりませんでした・・・
チッチを診て下さいました沢山のお医者様には
大変お世話になりましたが
こうして 最後は救急病院でなくなってしまったので
2回目の診察でしたが
詳しいデーターは大学病院の方ですので
三度目の肺水腫にかかってしまって
チッチは
もう限界だったのかもしれないと自分に言い聞かせていました。
チッチの火葬が済んだ頃
大学病院の主治医の先生から
お力になれずすみませんとお電話を頂きました。
先生も手術に向って チッチの体調を診て下さっていましたので
この急変には 驚かれておりました。
そして、最後に診ていないので断言はできないけど
おそらく、かすかに繋がっていた弁の糸が切れて
一気に血液の逆流がひどくなってしまったのでは・・・と
あくまでも、想像ですが、とおっしゃって下さいました。
その言葉で 今迄もやもやしていた気持ちが一気にはっきりして
電話口で わぁーわぁー泣いてしまいました。。。
おそらく、きっとそうだったのではと
私も納得できるお話でした。
確かに 8月に日大でも、 JASMINE動物循環器病センターでも
超音波の画像で説明をしていただきましたが
弁が外れているのと、外れそうになっているのを見て
左心房 左心室の 異常な早さで逆流している血液の流れに
驚きながら
説明をしていただきました。
あの時の画像は忘れられません!!
その為に 手遅れにならない為に手術をする事になっていました!!
チッチも私たち家族も必死に闘った7月、8月でした。
あまりに急な別れになってしまって
悲しくて 辛い日々でしたが,
ふと、PCで目にしたマリンちゃんのお顔を見て
思い切って
岐阜県のブリーダーさんのお宅に出かけてきました。
チッチはショップからお迎えした子なので
初めての経験でした。
そして、素敵なブリーダーさんと出会う事が出来まして
マリンちゃんをお迎えして3週間になります。
思い切った行動に家族も驚いて心配かけましたが
なにより 自分自身が一番驚いております。。。
これも、
チッチが赤い糸で繋いでくれたご縁だと思っています☆
チッチの妹のマリンちゃんは 幸せを運んで来てくれました☆
8月27日 この時もなぜか?
最後の御祭りになってしまうと後悔するからと
小雨の中 チッチを抱っこして
御神輿や 山車を観に行ってきました。。。
不思議ですね〜
こんな時の予感は 当たってしまうんですもの・・・
悲しいけど、
雨だけど 諦めないで 行って来て良かった♪
御祭り好きのママに付き合って
チッチはいつも
賑やかな縁日や 御神輿や山車を一緒に観てくれました☆
大切な思い出です☆
マリンちゃんは 今週2回目のワクチンがありますが
チッチがセカンドオピニオンとして考えていた病院に
迷いもなく 決めました。
大変長々と書きましたが、
最後にもう少しだけすみません・・・
定期的な健康検査は チッチも ちゃんと受けていたのですが
やはり、設備の整っている病院が一番ですね!
チッチは心臓病の治療で
進行してから大学病院を紹介されましたが
そこで、『気管虚脱』である事も知らされました。
気管虚脱も原因で苦しい咳や呼吸困難になっていたのは事実だと思います!!
これは 先天的な物だったのか?
あるいは 徐々に気管が変形していったものなのか?
それは分からないそうです。
詳しい検査でわかっても、チッチの場合は
何を優先するか?
当然 『心臓手術の方』でしたので 選択の余地はありませんでした。
同じような病気で治療中のワンちゃんが
少しでも 早く その子にあった治療ができますようにと
心から願わずにはいられません。